天正一九年銘四国中遍路逆修塔

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中土佐町

この石碑の文字からこの塔は、今から約四百年前に今の岡山県の円心という修行僧が、四国中遍路七度達成を記念して建立したものであることがわかります。「逆修」というのは、中世によくおこなわれていた風習で、本人が生前に自分の死後の供養をすることです。現在の「四国霊場八十八か所」は江戸時代初期の一六○○年代には完成していますが、ではいつ頃、誰により、どのような経過をへて八十八か所がきめられたのかというとよく分かっていません。この碑は、四国遍路の研究にとってとても大事なものですので、「中土佐町文化財」に指定されています。

 天正一九年銘四国中遍路逆修塔

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