薫的様御昇天の御牢
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高知市洞ヶ島町
くんてき様がこの御牢で冤罪のために七年間御苦労されたと言われます。今より三百十四年前、寛文十一年旧正月十日の明け方、両手の親指をかみきり白無垢の小袖を引きちぎり血を以て辞世を書かれ、その上御自ら舌を噛み切って西の方高知城をはったと睨み両眼を見開いた儘座禅を組んで御昇天されました。享年四十七歳、傳説に依れば七日七晩大暴風になったそうです。此の建物は現在はりまや町三丁目、旧山田町の牢ノ町にありましたが明治初年今の小津高校附近に移轉、この高知刑務所は昭和五十一年十月十二日に高知市布師田に移轉したので現在城西公園となっています。大東亜戦争中にはまだ実際に政治犯を収容していたもので昭和二十五年十二月二十七日に当薫的神社へ拂下げを受け、大神様の当時の御辛苦を偲び奉り、信者の方々の修行道場として保存することになった建物です。
看板引用