閑慶院
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安芸市井ノ口
創建年代は明らかではないが、永禄年間(1558−70)浄貞寺三世昌岩天久大和尚を勧請して開山とした。幕末維新後、大政官布告による廃仏毀釈風潮の高まりに、県下寺院の殆んどが廃寺となり当院も例外ではなかった、時の住職泰心和尚が死守、やがて檀徒岩崎家(三菱創始者)の興隆を背景に大本山永平寺第六十一世環渓密雲禅師を復立開山に拝請し明治十六年三月御直末寺院として再興のスタートをきった。岩崎美和刀自(弥太郎・弥太郎の母)の死(明治三十年三月)弥太郎十七回忌に当り、その追善供養の為、本堂・鐘楼堂建立資金が寄進され明治三十四年に現在の堂宇が出来上がった。初代凡鐘の供出・終戦・農地解放等々幾多の困難を岩崎家はじめ檀信徒各位のご協力により克服(1977)凡鐘再鋳、(1999)には鐘楼堂を旧状のまま改築し現在に至っている。